オーナーズヴォイス 小川雅之の営業日報 ストーリーのある自然派生活 週末はたくみ工房の実例へ。見学会開催のお知らせ
こだわりの工法

家族にとっての理想の「間取り」や「使い勝手」(時には居住人数さえも)は新築後でも変化し続けていきます。住まい手の使い勝手の変るたびに建て替えることほど、資源や費用、労力の無駄使いはありません。

間取りの自由度、開口部の取りやすさ、将来のリフォームのしやすさなどから当社では木造軸組構造にこだわっています。

柱、土台は同じ時期に同じ斜面から切り出された樹齢70年の木曽東濃檜によるムラの無い均質な構造、それを支える基礎は13mm鉄筋を150mmピッチで配筋、スラブ厚150mmのベタ基礎、さらにその下には栃木県産100〜120mmの割栗石(割栗地業)により応力をしっかりと地盤へ伝えます。均質な骨太構造の柱とそれを支える堅牢な基礎構造によって超耐久性が実現できているのです。

1. 外貼り断熱工法

外張り断熱工法の構造図人にも家にも大敵は湿気です。人は昔から陽あたりや風通しを求め、無意識に除湿、殺菌をしてきました。昨今充填断熱材でも様々な工法・商品が出ていますし、厚みを確保できれば木も充分な断熱性能(熱伝導率0.15〜0.25W/m・k)を持っているといえます。ログハウスが暖かいのもそのためです。

しかし湿気対策はどうでしょう?どの断熱工法もそれだけでは従来と変わりません。限界値を超えると結露となったり、時期により断熱性能にムラが出たりします。たくみ工房では建物の寿命を左右する要因として湿気に注目。従来の充填断熱工法に代わり、基礎から小屋組までの構造躯体を包み込む完全外貼り断熱工法を採用。断熱材が途切れることがないので均質な断熱性能と徹底した気密性能を実現しています。

住空間以外の空間(小屋裏や床下、壁体内など)も強制的に空気循環するシステムを搭載、建物全体の除湿をすすめ、透湿抵抗値の高い断熱材の採用と合わせ壁体内結露を生じさせません。また、家中の温度差が少なく不快な輻射熱もないので住む人にストレスを与えない理想の住空間を実現します。外断熱による熱容量の大きな建物は建物基礎直下の地中温度が夏と冬で逆転します。

超高気密・高断熱性能がこのわずかな熱エネルギーも利用可能にしています。建物基礎を蓄熱・蓄冷体とすることで、エアコンは補助的に夏は高め、冬は低めの温度設定で快適なのです。隙間相当面積(C値)の社内基準はR2000住宅と同じ0.9以下、ダクト型全熱交換型換気扇でロスなく計画的に換気し、日射取得熱や地熱、生活熱などほんのわずかなエネルギーも無駄にしません。

2. 免震構造

免震構造とは、建物と地面の間に免震層を設け、地震エネルギーを吸収し建物に揺れが伝わりにくくする構造です。たくみ工房では清水建設(株)、東京大学、文部科学省防災科学研究所によって共同開発されたハイ免震装置を採用しています。

阪神淡路大震災、新潟県中越地震でそれぞれ観測された最大加速度は818ガル、1716ガルにもなります。(980ガルが重力加速度と同じですから新潟では横に1.75Gの力がかかったことになります。) ハイ免震装置は震度2から大地震まで免震効果を発揮する高性能ベアリングと、高減衰ダンパーで応答加速度が約1/10に減少します。建物はもちろん、家具調度品や家族の安全率が飛躍的に高まります。

3. 制震構造

木造住宅の耐震設計は建築法令46条の壁量計算によるところが一般的ですが、その数値から壁量を2、3割多くしたところで、サイディングの破損脱落安全値の「層間変形角1/120以下」はクリアできません。場合によっては大地震時に倒壊の危険もあることは構造設計者の間では良く知られている話です。

たくみ工房では許容応力度計算結果から、必要耐力壁量を決めています。大地震時に倒壊しないことはもちろん、外壁やサッシなどの損傷を防ぎます。

さらに外断熱住宅「ECOの家・バージョンアップ」では制震ダンパーを標準装備。摩擦ダンパーにより揺れにブレーキをかけ、建物の揺れ幅と速度を抑えます。数百年に一度といわれる大地震、度重なる余震にも耐力壁の進行性破壊を抑制してくれます。